高次脳機能障害1
高次脳機能障害という言葉を最近よく聞くようになりました。これは脳の病気や怪我などで言語、認識、行動、注意、記憶といった知的機能が低下したたために生活に支障の出ている状態です。
原因は以下のような疾患です。これらのうち脳卒中が最も多くをしめます。
1.脳卒中(脳血管障害):脳内出血・脳梗塞・くも膜下出血
2.頭部外傷ー交通事故などによる脳外傷・硬膜下血腫
3.脳炎・低酸素脳症後遺症・薬物中毒・脳腫瘍・他
4.自己免疫疾患
など
症状:
症状は損傷をうける脳の部位によって多様です。
たとえば
記憶障害
注意障害
半側空間失認
失語・失行・失認
行動や情緒の障害
遂行機能障害
などといった症状があげられます。
これらの症状(用語)の意味は別の記事で改めて御説明する予定です。
治療法:一部の症状には薬物療法が有効な場合がありますが、一般的にはリハビリテーションを行うことになります。ただし運動機能のリハビリテーションとは違い、言語聴覚士、作業療法士、心理カウンセラーといった精神・神経面を担当する専門職による訓練・指導が中心になります。
究極的に症状を完治させられない場合が多いので、日常生活・社会生活において高次脳機能障害によるトラブルを回避する方法(代償手段)を本人、家族が学習していくことが重要な治療戦略となります。
院長 木村 恵子
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