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性差医療とは

男・女の性差に基づいた病態診断や治療技術の研究と実践を行う医療であり、性差医学とも言います。単に生殖器官の違いによる医療分野の違いではありません。

数年前から、このような医療の考え方や、実証的な研究が活発に行われるようになりました。

性差医療が注目されるようになった背景は、主な疾患の罹患率の性差、例えば気胸や痛風は男性に多い、膠原病や鉄欠乏性貧血は女性に多いといったことに加えて、病態の性差、例えば糖尿病・虚血性疾患・疼痛に対する脳の反応する領域と閾値が違うことなどがわかってきたことにあります。これまでの医学は成人男性を標準としていました。性差医療は、投薬等に関しても病態とその変化・推移、診断方法・治療方法など男女の様々な差異により生じる病態の差異を念頭に置くものです。

実際にどう受診するかについて:2007年頃から女性外来などが都市部などでできてきましたが、特に「女性外来」をうたっていなくても、男女差を意識したオーダーメイドの治療をうけられる外来でであればよいと思います。

精神の分野では、まだ十分な研究は少ないように思われます。PTSDなどは男女双方が罹患する心の病ですが、やはり男と女で症状や治療戦略がかなり違うのではないかという問題提起はあります。今後の、進歩・発展が期待されます。

院長 木村恵子

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