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2008年12月

診療日時変更のお知らせ

2009年1月5日から次のとおり休診および診療変更させていただきます。

くわしくは、木村こころのクリニックのWebサイトをご覧ください。

木曜日の診療時間が18時まで土曜日は終日「カウンセリングまたは診療」となります。

年末年始・夏期休暇・連休、学会参加などで、臨時休診や受付時間が変更になる場合もあります。来院前にご確認下さい。

電話:03-3392-5522

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若年性アルツハイマー病とは

18歳から発症するアルツハイマー病を若年性アルツハイマー病といいます。現在、全国で10万人という調査結果もあります。

中年の方が「最近物忘れがひどくって~」といった状態とは違います。あるいは睡眠不足や、あれこれ気が散っていたりして、思わず用事を忘れて、例えば冷蔵庫の場所まで来て何をしに来たんだっけといった、日常よく経験するうっかりとは違います。

原因は、高齢者のアルツハイマー病と同じように、βアミロイドの老人班が脳に沈着し脳が萎縮することによるものです。遺伝性の認められる場合もあります。詳しい原因や病態は、今なお研究中です。

初期の症状は、例えば主婦であれば、献立が毎回同じとか、買い物ができないといったように現れます。物忘れだけでなく、いつも通りなれた道がわからなくなり、自分のいる場所がわからないなど重度の記銘障害があります。また感情表現がうまくできず喪失してしまうこともあります。

仕事をしている人の場合、複雑な精神機能を必要とする作業ができなくなり、仕事の能率などが低下し、全体像の把握が困難になるなどがよくみられます。また個性の喪失、頭痛・めまいによる仕事上のミスの連続や、出かけると戻ってこられないなどの症状が出現します。

疾患が進行しますと、手足の痙攣・尿便失禁・錯誤・ねたきりといったように症状が拡大し重症化していきます。

現代の問題は、働きざかりの人にこの病気が発生した場合、制度が整備されていないことです。介護する家族に対しても、本人に対しても十分な支援が得られる制度がまだ確立されていません。かつて、若年期痴呆の処遇に関して厚生省研究班が報告をしていますが、いまだ体制は不十分なようです。

若年の患者さんは、精神病院に入院になったり、介護保険制度の利用資格が得られないのです。

まだ疾患の根治ができませんので、せめても看護・介護面の社会的支援の体制がができることを願うところです。

進行性の病気ですので、患者さんが一家の経済的支柱であったときなどには、成年後見制度の活用も必要なります。

院長 木村恵子

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SAD(社会不安障害)とは

いわゆる、上がり症のひとつです。

上がり症で、結婚式のスピーチができない、仕事の発表ができない、電話がとれない。試験前に震える等、様々です。

SADの原因は、脳内物質であるセロトニンの代謝に関する異常がある、セロトニン仮説が提唱されています。

この仮説に基づいて薬で治すとすれば(・・・ですが)、かつてうつの薬として御紹介したSSRIがあげられます。またベンゾジアゼピン系抗不安剤・あるいはベータ遮断薬等が使われます。患者さんによく話をうかがいますと、症状が出現する場所や場面に一定の傾向があるかたが多くみられます。また、適齢期の女性に投薬を検討する場合は、SSRIによる妊娠・出産・母乳への影響のお話をすることになります。御本人と相談しながら処方を決めます。

ベータ遮断薬は、心不全や不整脈など循環器疾患に使用される薬です。のみすぎたら、心機能や心拍に悪い影響があります。このことを知らないで、焦って大量に服薬してしまうと生命の危険にさらされますのでとても大事な注意点です。

こういった薬の特性から、若い女性にはベゾジアゼピン系向不安薬を適宜使用していただくことが多くなります。

SSRIに加えて向不安薬を使用する方もいらっしゃいます。

いずれにしましても薬物に関する十分な説明と御本人の納得による治療方法の選択が大事です。

院長 木村恵子

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御家族からの相談の例

こころの病気にかかってしまった子供のことが心配、あるいは親のことが心配、あるいは兄弟姉妹のことが心配、他。

御家族が、本人と御一緒に相談にみえるのこともありますが、それ以外にも御家族だけから、どう接したらよいのかわからないという相談があります。御家族だけではなく、例えば本人が恋愛中の場合の交際相手から、あるいは職場からの問い合わせもあります。

御本人が苦しんでることはまちがいないのですが、どうしたらいいのか一緒にいてハラハラしている御家族も辛いと思います。

最終的に御本人の了解を得て受診いただくことが1番ですが、周囲の方のほうが辛いという場合もありますので、御本人の受診前にまず御家族の御相談にのることもしばしばあります。

職場からの御相談の場合は、御本人を交えて本人・職場・私ども医療機関との間に行き違いのないように一緒に話すようにしています。

御家族の相談にのってくれる家族会に入会してもらうのが一番とあ必ずしも言えない場合がありますし、本人のプライバシーの問題があります。また兄弟姉妹の会は殆どありません。

私どもは、御本人、御家族と相談しながら、臨機応変に工夫しております。

院長 木村恵子

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チック症について

チックとは、本人の意思に関係なく、目や口をピクピクとしかめるような運動が繰り返しおこってしまう病気です。ピクピクだけではなく、もっと大きく動くこともあります。咳払い・言葉のチックもあります。

子供に多いのですが、必ずしも子供だけにおこる病気ではありません。いずれも、本人はわざとやっているのではありません。

大きな心身のストレスや、何かの板ばさみによる心の葛藤などが体の症状に勝手に出てしまっているので、本人が止めようとしても止めることができません。

ですから、止めるように注意することは逆効果になってしまいます。

自然に治ることもままありますが、一時的に少量の薬を使うことが効果的です。

院長 木村恵子

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裁判員制度について

 11月28日発送の裁判員候補通知が、当院通院中の数人の患者さんに届きました。病気療養中の場合、裁判員への就任を留保できる場合があります。当院では、病気のために裁判員への就任が困難であるとの御相談が患者さん、あるいは御家族からあった場合は、診断書を発行しております。

 こころの病気で治療中の方々には、裁判員業務に起因する精神的負担で悪化することが考えられます。何も表明せず裁判員に選任されてしまってこれを放置すると罰則をうけるということもあります。

今後裁判員候補者の第2回目の通知がいつくるかは未定です。明らかな理由もなく受け取りを拒否したり、曖昧な返事を返送すると、参加の意志があるものとみなされます。病気療養中の方は、診断書を添え、可否を明確にして返事をしなくてはなりません。

院長 木村恵子

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