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2009年1月

化学物質過敏症

以前はほとんどなかったのですが、最近はこの病気が増えてきました。症状は多岐にわたり、粘膜刺激症状・皮膚炎・呼吸困難・動悸・不整脈・消化器症状・自律神経症状・精神症状(不眠・不安・うつ状態・記憶力低下・集中困難)・痙攣・頭痛・発熱・疲労感などが出現します。その他、価値観や認識の変化などを伴ってきます。

化学物質過敏症は、住宅内の揮発性有機化合物が原因のひとつとされている「シックハウス症候群」とは異なった病気とされています。

化学物質の健康に及ぼす影響については、未だ十分な解明は進んでいません。

ドライアイ・喘息他、増加していることは事実です。合成化学物質があまたある現在ですので、症状の原因を見つけるのが困難な場合も少なくありません。

院長 木村恵子

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統合失調症

以前は精神分裂病という病名でした。日本では数年前に表記のように名称変更がなされました。分裂病患者は歴史的記録にみると永らく病気とはみなされていませんでした。諸外国でも悪魔扱いされていたり、日本においても奇人・変人扱いされてきました。統合失調症すなわち分裂病は病気であるから、自宅監置ではなく病院で治療すべきであるという考え方は、日本では1930年頃代から一般的になりました。戦後は、新しい治療薬が登場し、大掛かりな収容型精神病院ができるようになりました。これに対し、最近は、長期入院の害が強調され、短期間の入院と外来治療をが主流となってきています。

統合失調症は100人に1人ぐらい発生します。好発年齢は20歳前後から35歳ぐらいまで、自分の精神的支柱のしっかりしていない時期です。遺伝性は未だ立証されていません。多くの場合、遺伝性はないと考えられています。

主な症状:見えない人の声が聞こえる・考えを抜き取られる・テレパシーが聞こえる・誰かに見られている・何かを誰かにさせられ(たという)体験・考えがまとまらない等々。これに患者の個性が追加された特有の訴えがでてきます。

予後:4分の1が長期的な入院治療が必要になる一方で、4分の1が症状が改善し投薬が不要になるという統計もあります。以前と違い、長期入院継続ではなく、入院生活によって社会性を失う前に退院し、病識をもって自分で服薬管理をしながら働き続ける人も増えています。1ヶ月に1回投与するデポ剤(投与後1ヶ月の長期にわたって効果を持続できる特殊な製剤)に切り替えられる人も少なくありません。このように治療技術の進歩によって、病状にもよりますが、様々な生き方ができるようになったきました。

病状が重くなければ、(糖尿病などの内科疾患と同じように)慢性病と考えることもできます。慢性病としてつきあっていくためには、特に恋愛や出産などの生活上の出来事を含めて、周囲の援助が肝要となってきます。

院長 木村恵子

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月経前緊張症候群(PMS)

月経前緊張症候群も、更年期障害と同様、症状が重い人からまったく自覚しない人まで様々です。妊娠していなくても、女性ホルモンは複雑に変動し、様々な心身・体調の変化をもたらすことがあります。そのようなホルモン環境の変化の激しい月経前に次のような症状が出現する病気が月経前緊張症候群(PMS)といわれます。

身体症状:頭痛・肩こり・手足のむくみ・乳房の張り・下腹部の痛み・腰痛・下痢・便秘・頚管粘液の増加、等。精神症状:イライラ(程度は様々)、憂鬱、集中力低下、等

治療:症状の程度と患者さんの御希望によります。他の疾患の鑑別をした上で治療を選択します。疼痛などが激しい場合は、漢方・レメディ・トランキライザーをその時々の程度にあわせて使用しております。

月経の頃に不快なストレスがたまると、症状は強くなります。また、症状を気にしすぎると、悪化してしまうということもあります。

もしおつきあいしている彼氏などが、「この時期、何故不安定になるのでしょう?」などと相談に一緒に来てくれたら治療上は幸いですね。

院長 木村恵子

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OTCについて スイッチOTCについて

薬の話です。「OTC」とは、Over The Counter Drug & nbsp の略で、医師の処方箋がなくても薬局・薬店で購入できる一般医薬品のことです。大衆薬とも呼ばれます。

OTC(薬局の薬・大衆薬・一般用医薬品)と、医師の処方に基づく「医療用医薬品」の違いについて書きます。違いは明らか。

OTCはいくつもの成分が含まれる配合剤です。また、有効成分の量は医療用医薬品より少ない設定になっています。一般には、2分の1か3分の1に抑えられています。しかし中には医療用と同等のものもあります。

一方、医療用薬品にも総合云々はありますが、多くは、症状にあった一成分からできていて、医師は、必要なものだけ組み合わせたり、さじ加減するのです。

◎スイッチOTCについて

これは、医療用薬品のうち、比較的安全と使用実績から判断されたものを、大衆薬に転用(スイッチ)した薬です。、スイッチOTCはもともと医療用医薬品です。

★OTC全般の注意ですが、セルフメディケーションの観点にたつものなので、基本は自己判断になります。漫然と違ったものや、飲みあわせて使っていると、症状が重症化する可能性はあります。回復しなかったり、悪化する場合には、その薬を持って、医師に相談することが大切です。

院長 木村恵子

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電磁波過敏症

電波過敏症、これも現代病でしょうか?全員がなるわけではなく、少数の人が感じるのです。

電磁波は様々な波長に分けられます。電磁波過敏症で話題になるのは、電波の領域です。

WHOでは、様々な症状の存在は認めていますが、この病気の「医学的診断基準はなく、その症状が電磁波暴露と関連する科学的根拠はない」としています。

主な症状:電磁波が原因とする、皮膚の発赤・ヒリヒリ感・灼熱感・全身疲労感・集中力の低下・めまい・吐き気・動悸・消化器の障害等。症状がひどくなれば、生きること自体が苦痛に感じることまでもあります。

上記のように電磁波によってこのような症状がおこることは科学的に立証されていないとされています。しかし電磁波過敏症を否定する根拠もないのではないかと思います。

対応方法:患者個々に工夫する必要があります。症状に個人差があるからです。同時に電磁は以外の要因も考慮しなければなりません。

防護の原則は電磁波の発生減から離れることです。電磁波は発生源からの距離の二乗に比例して減衰します。あるいは電磁波防護エプロン等が役立つかもしれません。

家庭内にある電磁波発生源には、電気コードから電子レンジまで様々です。こうなってきますと発生源から完全に離れるということは難しいかもしれませんね。

院長 木村恵子

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うつ病の症状・対応について

躁うつ病ではなく、今回は、入院に至らない比較的軽症のうつ病について述べます。うつ病に罹患するのは7人に1人とも言われ決してまれな病気でhあありません。

うつ病は気分の落ち込みなどのこころの症状だけでなく、多彩な身体症状を伴います。不眠・過眠・食欲不振・体重減少などです。

精神的には、抑うつ気分・不眠の場合は起床時の不快な気分・気分は午後のほうがまだいい(日内変動)・集中力低下・判断力低下・興味関心の低下(好きだったことがどうでもよくなってしまう)・テレビやラジオなど頭に入らないけれどつけているだけになってしまう・表情や目の輝きが失われる、等

きっかけは不明です。他人が気づくときも、自分が気づくときもあります。仕事柄、こういった精神面の変化に気づきやすい場合もあります。

薬物療法に加えて、対応の原則はまず「きなりに=きままに」過ごすことです。ただし、病状によっても、家族関係によっても、職場によっても、様々な工夫が必要になってきます。これらをうまく行うことによって病状はほとんどの場合快方に向かいます。

当院でもこの原則に基づいて、御本人のお気持ちを把握し、必ず治ることを御説明し、周囲の人達とも対応策を検討していきます。

院長 木村恵子

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当クリニックWebサイトで、よくある質問を公開しました。

木村こころのクリニックのWebサイトで、よくある質問を公開しました。

みなさまから多数お寄せいただくご質問・相談事項をもとに、
よくある質問
をまとめましたので、ご参考ください。

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過労・燃え尽き症候群について

注意しましょうね!!

頑張りやの人・頑張りどころの人が不調で休まざるを得なくなっています。当然、仕事は集中しているし、じわじわ積み重なった疲労・過労は、様々な身体症状・精神症状に及びます。

うつ病に似た症状で最初迷うこともあります。

対策の第1歩は、仕事の内容や、時間帯・人間関係などをおききしながら、職場との調整になります。

治療の基本は休養です。

幸いなことは、自分が過労になり、燃え尽きる寸前だった場合に治療できた場合、一度来た道はニ度と通らないという感覚が防衛反応的に自分の中に芽生えることです。心が身を守る為に、学習するのでしょう。

復帰の途中からですが、危ないなと思ったら、手を抜ける体制を作れるように、復帰の前に本人・職場とお話しするようにしております。

院長 木村恵子

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DV:ドメスティックバイオレンス

DVは男女共に、被害の相談が増加しています。DVとは、同居関係又は、近親者などから受ける様々な虐待のことです。

身体的虐待・精神的虐待・性的虐待・経済的虐待・社会的虐待(軟禁・監禁)などです。当事者はこういった状態に「慣れて」しまって、長期にわたり被害を自ら訴えないこともあります。これは、経過途上に、俗にハネムーン期とも呼ばれる、どっちつかずの判断に困る時期があることが多いからかもしれません。

子供に被害が出たことによって、被害を受けた妻が逃げたり、訴えるきっかけになることが多いようです。虐待を受ける本人だけでは、中々、外には問題が出ないものです。様々な暴力・虐待行為の現場に子供が居合わせるということは被害者(多くの場合配偶者)と子供の双方に対する虐待となります。例えば、虐待されている母親を子供が見せ付けられ、同時又は別個に別の虐待を受けるなどです。

被害者当事者が訴えようとしても、証拠を得ることができず、訴訟が困難になる場合もあります。

被害届は、警察や福祉事務所などにだすことになります。本人だけでなく子供にもPTSDが出現して治療が必要になることが多くなります。

虐待の連鎖はほとんどないのです。が、虐待された被害者への治療は必須です。

院長 木村恵子

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更年期障害他について

先の記事の性差医療でも書きましたが、女性は男性よりも複雑にホルモン分泌が変化します。生まれたとき、女性の卵巣のひとつに卵子が400万個入っています。思春期、生理が始まる頃には、脳の視床下部から卵巣を刺激するホルモンが出ます。そして卵巣からエストロゲン、排卵すればプロゲステロン、妊娠すれば、プrゲステロン分泌が持続し、さらに出産後、母乳を与えれれば子宮復古機能を備えたオキシトシン、というように複雑な変化をします。さらにここに大脳からの影響も出てきます。

月経前緊張症候群は、その症状が激しい人もいれば、そのような症状がない人もいます。(パートナーが何故?と聞きにきてくださると、安心です)

これらのホルモンの分泌は大脳皮質の影響によっても変わってきます。精神的な悩みや体調で変化します。

これら女性ホルモンの分泌の変化は、生理的機能として子孫を残すためのものです。女性ホルモンの作用によって、誰しも思春期に一回はお尻(骨盤)が大きくなったり、体型がぽっちゃりしたりするのです。

一方、最近、閉経は30~60歳と言われています。晩婚化と閉経の早期化これによる少子化が一体となっているのかもしれません。これに関連して、いわゆる更年期障害を自覚する人も、また全く自覚しない人もいます。

女性が閉経する時期は、親や子供のこと、家族のこと、家のこと仕事のこと、などの困難な課題がたくさん押し寄せます。これでもかこれでもかと。これも症状の出現に無関係とは言えません。

当院では、ホルモン補充療法を御希望の場合は他院の専門医を御紹介します。それ以外の漢方他につきましては、御相談にのり、一番ご本人に合った方法を御提供いたします。

院長 木村恵子

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